200 บรรทัดแรก
ジュネーブ 国際保健機構本部
救急病棟は反対側だよ
危険
立ち入り禁止
君も来たか
はい 今お見えになりました
どうぞ
代わります
そうです
分かっております
ご心配なく
主任医師にお話ししたい
私です
マッケンジーさん これは何病なのか・・・
あの男の名前と国籍は?
恐らくスウェーデンの・・・
聞いてないんですか?
何のためにですの ?
尋問しろ
分かるか?
パリ経由ストックホルム行き
治療して下さい
病原菌は何だったのですか?
病状でお分かりでしょう
伝染性の強い肺炎菌
だとすれば薬はありません
それにもしアメリカ政府が 国際保健機構の中で――
ひそかに この細菌を 培養しているとすれば・・・
国連の決議に反しますな
療法を研究中なんです
なぜ外国で研究するんですか?
ドクター
テロリストがここを 爆破しに来なければ
何も問題はなかったんです
問題はありませんわ
感染が一人で幸いでした
誰かがこの菌を 持ち歩いたら――
ヨーロッパ中が汚染されて しまいますからね
もう一度やれ
何等だい?
今日は2等にするよ
どいてごらん
本部に連絡しておけ
私はジュネーブに残る
彼の所持品を検査しろ
市長と警察長官に来てもらえ
国際警察もだ
ほかは秘密だぞ
大問題になるからな
仲間がいたんですよ
1等ですか?
2等でいいよ ストックホルム
今日は1等がすいてますから 神父さんなら2等料金で
2等料金でいいなら わしも1等にするよ
ダメダメ
ジッポのライ夕ーを 買わないかね?
死体は解剖させます
アメリカ外交団の敷地内での 犯罪ですから――
犯人の死体は当方で
焼きます
ストラスブール医学賞 チェンバレン博士に
2番線の列車は大陸横断特急
バーゼル・パリ・ アムステルダム経由――
ストックホルム行きです
すみません お陰さまで
どう致しまして
時計は要り ませんか?
時や潮の流れは なぜ止まらないの?
すべてが流れ 移り変わってゆく
わたしも とこかへ向かっている
でも行き先は わからない
日が昇り また沈む
私の待つ日は 訪れない
どこかに 求めるものがあるはず
でも 私の前には まだ長い道のり
今は ただ進むだけ
このごろ気にかかるの あなたのこと
出ていったきり まるで音沙汰なし
こんな気持ちは あなたがいないから
もう一度 あの時に戻れたら・・・
リスポリ
ヒポクラテス
ストックホルム行き
あら
黒オリーブとウイスキ一ね 11号室?
ベッドの上に
私を?
列車の給仕になったのかね
旅は珍しい人に会えるから いいわね
よく私を見つけたな
簡単よ
チェンバレン博士の 受賞旅行なら――
飛行機ぎらいも有名だし この列車に決まってるわ
太ったわね 離婚したせい?
君も元気そうだ
ベストセラー作家になったし
あなたと離婚するたびに 成長するのよ
だから ここに現れたのかね?
お役に立ちたいが――
3度目の結婚をしなけれぱ 離婚もできないよ
金もないから
貰ってないわ
指輪を持って行った
あなたが投げたのよ
また本を書いたからいいわ
瑕があったら読むよ
すぐに読むわよ
用件だけ言って 出てってくれ
別に話はないわ
なぜ来た?
なぜかしら
何となく会いたくて
ズポンをおろすのは寒いよ
下品ね 似合わないわ
これが本当の私だよ
君は理想を追ってたんだ
あなたもよ
出てってくれないか
皮肉の言いあいは よそう
行ってくれ
ようこそ
座ってください
ご迷惑でしょうが――
この際 お力を賃して いただきたいのです
ここを逃げた男は――
先程発車した大陸横断特急に 乗ったと思われます
列車と運絡をとろうと してますが――
もし乗っていた場合に どう処置するか・・・
医学的にね
決まってますわ 将軍
大佐です
その男を隔離すればいいんです
それですめばいいですが――
彼が車内を歩きまわってたら どうなると思います?
乗客は約1000名です
隔離室が足りますか?
飛行場は該当者なし
病院も調べました
おリません
やっぱり列車だな
現在地は?
ダイヤの通りなら バーゼルまでの ほぼ中間です
お外 見せて
カテリーナ 下りなさい
マンガでも読んでなさい
書類が揃いました
列車と連絡は?
まだです
列車を停めて患者を 収容できませんの?
鉄道局
どの国も患者の受け入れに 同意しなしいんですよ
このスイスでさえもね
無理もないと思いますわ
まだ出んか?
どうぞ
”腕の骨” Hで始まる7字の 言葉は?
まじめに教えて
HUMERUSだよ
もう読んだの?
半分ね
終わりが心配でしょう
これは名誉棄損の恐れがあるぞ
”有名医師 別れた妻を告訴”
”モデル小説が名誉棄損か?”
宣伝になるわ
心配はないよ
暴露小説は売れるもんだ
池から助け上げて くれたことも書いたわ
それは本当だ
水深1メートルだったけど
君は溺れかけた
なるべく偏見を入れないで 書いたつもりよ
若い理想主義者だった医師
女房の稼ぎに頼って 暮らすうちに
突然 研究が当たる
金ができると女房を 追い出して――
グロテスクな男に なりさがる話だ
これが偏見なしで 書いたものかね
全部 読んだのね
面白かったでしょう
愛もちりばめてあるし
よく書けてるよ
ただ 私のことじゃ あるまいね
昔のあなたは立派だったのよ 忘れた?
そうらしい
マナーが悪くなったようね
黙っててくれ
本の出版は やめないわよ
気分こわした?
これだからダメなんだ
まじめに話し合った ことがない
私は ただ
気持ちだけではダメだよ
また やったわ
ドレスラー
火をつけて
まだ読んでるのか?
昼食に遅れる
ヤーゴを見てきて
荷物車は寒くないかしら
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