The first 106 lines.
싱크재수정 먹는게낙
(ナレーション)日本海が 荒れ狂う極寒の冬と
温暖平穏な夏の両極端の顔を 持っているように―
北陸の男や女たちも また―
その朴とつな外面からは 想像もできない―
激しい性格を内面に秘めている
中でも福井という土地は―
石川 富山を合わせた 北陸3県の―
商工業の中心地であって―
古くから やくざ者の数が多く―
過去 そこで繰り広げられた 抗争事件は―
どれをとっても 広島や九州の やくざ者たちでさえ―
顔を背けるほど 凄惨(せいさん)苛烈な戦いであった
(安浦富蔵(やすうらとみぞう))登(のぼる)! わしゃ おのれの親じゃぞー
われっちゅう ガキゃあ それでも… やくざかあ!
任侠道(にんきょうどう)ちゅうもんを 持っとらんのかあ!
(川田(かわた)登)親なら 親らしゅうせえ
わしゃ あんたの証文 信用して 1人で えらい目してきたんや
証文の期限は とうに切れとる
堪忍袋の緒も切れた!
待て 登!
もういっぺん話し合おう
ああー 話せば分かるこっちゃあ
(川田)話もクソもあるか
引退する言え 引退すると
ああー 待てえ
待てえ!
うああー
やめてくれー
うえ うえっ うう
うああ うう ああ…
うああ! ああー 登!
分かった 分かった 競輪も競艇もくれてやる
何もかんも持ってけー
(安浦)寒いっちゃ お前 (あさ)早(はよ)う 早う
(安浦)早くしないと お前…
ああ ダメだ もう
アチャアッ! 熱いじゃねえか お前
何してんのよ はよ うめて
うめてえな
(安浦)ああっ おい 何してんだよ
ああ もうええ どけどけどけ
おい どけどけ もうええから ええから もう
ああ あー ええなあ
ああ 助かった もうええ
(万谷喜一(まんたにきいち))ほんで兄貴 登に 競艇場 渡すって言うたんかい?
言わなんだら 今頃 殺されとったわい
(万谷) どうもならん やっちゃでのう
あらあ 三国(みくに)の どん百姓で―
行儀っちゅうものを 知りよらんとのう
もう 勘弁ならんわい
ああ もう 万谷
登 殺せ ええか たたき殺すんじゃ
あんた そんなこと言うて また登に聞こえたら大変や
ほんなら破門じゃ 破門じゃあ もう 破門できねえ
(ナレーション) そのころ 川田登は 福井市から約30キロほど離れた
日本海岸の漁港 三国町に 居を構えていた
(川田) 5年前 競艇場のゴタゴタで 山田 切りに行ったとき―
ほれ おやじが よこしたんや
ムショ出たら 競艇場渡すて はっきり書いてあるやろ
ところがどっこい デタラメも ええとこで
うちの若いもんが競艇場で イカの屋台 出しかけて―
チャラチャラにされたんや
(万谷)兄貴は やいとるんや
お前 近頃 三国じゃ 幅を利かせとるもんやし
幅? 冗談やない
きょうび バーや屋台の アガリだけで―
メシ食える思っとるか?
とにかく ゆうべのは やりすぎやど
お前の気持ちも分かるけどな
やくざってのは 筋目を外したらいかん
もうちっと辛抱せにゃあ
兄貴も年や ほう いつまでも ぴんこぞりで おるわけにいかんで
なーん あの はちむじな
なかなか灰になんかなるけの
ぼちぼち俺 殺す算段でも しとるんじゃないの
それが証拠に 大阪辺りとチンカモやって
有楽町辺り 金井組の若いもんが―
ウロチョロしちょるっちゅう こっちゃな
あんたも いっちょ かんどるじゃないの?
バカ言うな
わしゃな お前を必死に かばっとるんや
兄貴が破門せ言うの わしが止めてるんやど わしが
破門 結構 ほんなもん勘定ずくや
登 ええかげんにせんかい もう
(仲井(なかい)きく)まあ 万谷さん おいでなさい
(万谷)ああ ママ はよから悪いな
いえ わてのほうこそ 寝坊してごめんなさい
ちょっと飲みすぎたもんやし
いやいや 寝起き姿も なかなかええもんや
(きくと万谷の笑い声)
(川田)おじき 俺 これから福井 行く
(万谷)何するんや? (川田)盃(さかずき) ひっぱり返してくる
(万谷) バカ そんなことしたら 殺し合いになるぞ
しゃあないよ きょうび 医学が発達して―
年寄りは なかなか死によらんから―
順番 待っとったら こっちが先に逝ってま
(川田)ワヤクソ言うな 登
とのかくな わしゃあな もういっぺん―
兄貴と話し合ってみる
必ず お前の身の立つようにするし なっ なっ
(ナレーション) そのころ
日本最大の暴力団 大阪 浅田(あさだ)組の―
切り込み隊と言われた 金井(かない)組は―
中部 山陰方面から北陸にかけて 侵略の手を伸ばし―
福井県下 敦賀市に 支部を構えていた
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