The first 200 lines.
NETFLIX プレゼンツ
人と妖怪を分かつ者を 陰陽師(おんみょうじ)と呼び
修練と妖怪封印の地を 陰陽寮と呼ぶ
晴明(せいめい)
何をしておる
慈沐(じぼく)師兄(しけい)が お亡くなりに
慈沐に何をしたのだ
封妖庫(ふうようこ)から逃げた妖怪が 鱗石(りんせき)を盗もうと…
大勢が死んでおるのに なぜ お前だけ助かった?
私では ありません
血は争えぬな やはり お前は悪妖だ
違う
絶対に違う!
百旎(びゃくじ)
何が?
晴明が慈沐を殺したのだ
まさか
ありえない
将来 掌案(しょうあん)になる気なら 情に流されるな
桔梗(ききょう)の腕輪…
7年後 平京城(へいきょうじょう)
天地開闢(かいびゃく)のころ 人と妖怪は共存していた
だが9つの頭を持つ 蛇妖 相柳(そうりゅう)が
“妖皇”と称して妖怪を率い 人間を襲った
陰陽師たちは 対抗するために
神器 涂山剣(とざんけん)を作り上げた
そして相柳を討ち 妖怪どもを追放したのだ
こうして 人と妖怪は隔てられ
城内と妖域に分かれて 住むようになった
城内に侵入する妖怪は 敵と見なされ
陰陽師により 封妖庫へ封じ込められる
道をあけよ
金吾衛(きんごえい)が献上品の護送を行う
道をあけよ
金吾衛が献上品の護送で 城外へ出る
“城外は妖域ゆえ 出れば命の保証はない”
鬼祭(きさい)の時期に 護送を志願するとは
源(みなもと)殿は命知らずだ
我々でなく 陰陽師を連れていけばいい
何かいます
何者だ
見よ
人を惑わす者の末路だ
戒めとするがいい
お見事
刀を!
刀をよこせ
献上品を狙うとは大胆な
通りすがりに助けてやった
義侠心ゆえだ 気にするな
何をする
ただの妖怪退治だ
謝礼品は適当に 見繕わせてもらう
何が謝礼品だ
お前は…
何とも おかしな方だ
普通なら 助けてもらえば感謝する
だが恩人の私に 謝礼品も渡さないと?
皇室への献上品だ 1つも欠かせぬ
お前も妖怪で 奴(やつ)らと 結託しているのでは?
何を言う
それは考えすぎだ
やはりそうか
死罪だ
それ以上 私に近づくと 滑って転ぶぞ
陰陽寮の者か
なんと不届きな
妖賊め
陰陽寮で何をしている? 名を名乗れ
名は晴明と申す
晴明か しかと覚えたぞ
お疲れのようだ
今日のところは これで引き揚げよう
他の金吾衛の者たちは どこへ?
〈ご主人様は ずるい〉
〈こんなに くすねて 大丈夫かな〉
〈言うなよ〉
〈隠すな〉
〈まだある〉
陰陽寮
“陰陽寮”
鱗石禁地
封妖庫に異変が
封妖庫
どけ
清浄回復 封!
妖怪が侵入を?
掌案
鱗石の守りは誰が?
日に天を見ず 夜に月を見ず
万法一掃 神仏退散 勅令 破れよ!
正道回復 内外清浄 勅令 封じよ
北東の方角だな
〈出せよ〉
〈何だ?〉
鱗石は?
〈光ってる〉
〈お宝だ〉
鱗石を返せ
逃がすか
〈俺が見つけた〉
〈放せ〉
その石を放せ
ならぬ
〈どうした?〉
申し訳ありません
陰陽寮から戻る途中で
3匹の鼠妖(そよう)に 出くわしました
何者かが鱗石を奪うため 差し向けたようです
3匹の鼠妖?
晴明の鎌鼬(かまいたち)か
あやつが私の計画を?
お前のせいで 何もかもが水の泡だ
双子の鴉天狗(からすてんぐ)は
妖域で最強だと 聞いていたけれど
それほどでもなかったな
だが鱗石は禁地を離れた
鴉天狗を送り込んだのも
無駄では なかったようだ
もう一度
休むな
もっと高く
正面突き
斜め突き
ご主人様は大業のために お前たちを養っている
高く
いざという時に備え 武芸の訓練を怠るな
腕を上げて
しっかり
こっちだ
ご主人様が 式神にしてくださらなければ
お前たちは皆 行き場もなく 虐げられていた
正面突き
もう一度
どこへ行く?
どうした?
待て
倒れた? 誰が
何かを飲んで…
殴った?
また会えたな 晴明
鱗石は ついに 陰陽寮の外へ出た
私をこの世に よみがえらせよ
それが お前の宿命だ
分かったか 晴明
紫薇(しび)の光の加護あれ 勅!
どうなさいました?
鎌鼬を頼む
鱗石に異変のようだ 妖域へ行く
鱗石なきあと 封妖庫が騒がしくなり
護法たちでは 抑えきれなくなった
これは偶然ではあるまい
鱗石を盗んだのは 晴明の眷属(けんぞく)だ
7年前の雪辱を 果たしに来たのだろう
鱗石が寮を離れれば 災いが起きる
身内の裏切りか
鴉天狗は禁地の場所を 知っていたうえ
金塔を溶かす手印まで使った
そして鱗石を盗み出し 鎌鼬に渡したのだ
裏切り者は 即刻 捕らえねばならぬ
だが掌案の迷いが…
西残(せいざん)
賊をのさばらせておる
過去の話を いつまでも持ち出すな
私は ただ…
西残長老 立場をわきまえるように
私は すでに決断した
100年前―
我が寮の先人たちが 大きな犠牲を払い
悪妖 相柳を倒した
だが九の頭と 強い妖力を持つ蛇で
体は滅びても 魂が消えることはなかった
その魂は鱗石となり 金塔に封印されている
つまりこの金塔と 鱗石を守ることが―
陰陽寮 最大の務めなのだ
お前たちの番が来たら しかと務めを果たすように
慈沐
護身呪を教えてやれ
はい 長老
玄武 北を鎮め 朱雀(すざく) 南を守る
玄武 北を鎮め 朱雀 南を守る
正道回復 内外清浄
正道回復 内外清浄
晴明
呪文など唱えてはならぬ
お前は妖(あやかし)だ 我が血を引く妖怪なのだ
私をここから出し 私に従え
やめろ
いったい どうした?
晴明
どうした ここは鱗石禁地だぞ
晴明は妖怪の血が 半分 流れてる
本性を現したか
相柳に何を言われた?
晴明も陰陽師になるんだよ
あいつは捨て子だ
陰陽寮に化け物か
黙りなさい
百旎 掌案気取りかよ
やめろ 座るんだ
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