最初の200行です。
僕が住む世界だ
過酷で険しくて極寒の地
ここって…
最高だよ!
何でもある
氷 岩 氷 雪 氷… 氷いっぱい
道具も充実
一番は みんなハッピー
それは土台が 頑丈な岩だから
違うよ
こっち
僕らの社会の教えは―
“岩(ストーン)”に刻まれてる
教えを伝えるのが ストーンキーパー
ストーンが 我らの安全を守るのだ
何もかも描かれてる
僕らが偉大なヤクの尻から 生まれたこととか
僕らの世界が 雲の上に浮かぶ島で―
マンモスが支えてることも
彼らには氷を与えるんだ
でないと 熱さで死に 僕らは“空っぽ”に落ちてしまう
下は空っぽだよ~!
僕が好きなのは “ゴングを鳴らせ”
空のカタツムリを起こして―
村に光を届けるんだ
ステキだろ
何より大事な仕事だ
自慢じゃないけど 僕の父さんの仕事だよ
父さんには情熱と責任感―
頑丈な助手が…
ミーゴ ゴングの時間だ
僕だ
今 ロープの練習中
車輪もね
クランクも
ゴングを鳴らさないと ずっと夜だ
発射
楽じゃない
スキルと強い精神力―
石頭も必要だ
これが唯一の鳴らし方
生きがいであり―
とても重要な仕事だ
いつか僕が継ぐ
やったね
僕も早く村を起こしたいよ
見てよ 愛する村の仲間たち
さわやかな朝 迎えた
笑顔いっぱい だからこの村が好き
退屈なんてありえない
見渡すかぎり 岩と氷と雪の世界
寒くて冷たい 最高だね
今日も いつもと同じ朝
何一つ変わってほしくない
ストーンの教え 守ればオーケー
この上ない暮らし これこそ完璧
みんな働き者 充実してハッピーさ
生きがいのある毎日
僕もなりたい 胸張れる大人に
みんなの役に立ちたい
マンモスが下にいるって?
じゃ その下には?
マンモスしかいないよ
彼らみたいに 疑っちゃダメだよ
ほんとかなって 疑問がわいても
モヤモヤは押し込んで
ミーゴは?
ゴングは鳴らせんぞ
なぜ?
練習せんとな
ヘルメット渡すって…
バラしてごめん パパ
僕の? ついにデビュー?
おめでとう
やったな
みんな 練習開始だ
歌おう
今日も いつもと同じ朝
何一つ変わってほしくない
ストーンの教え 守ればオーケー
この上ない暮らし これこそ完璧
これこそ完璧
試し打ち
試し打ち
試し打ち?
試し打ち~
いくぞ
早く一人前になりたい
お前も家族の長い歴史に 名を連ねる
タイラー叔父 チヂミー祖父
ペチャンコフ ツブレー チビー
ズングリー クビナシー グシャリー
そしてダグ 木槌を使う反逆児
奴は忘れよう
それに母さん
生きてればな
父さんがいる
ありがとよ
まず風を読め
少しの風も命取りだ
風… チェック
次は狙いを定めろ
まっすぐ狙うことだ
狙い… チェック
最後に大事なこと
痛いと分かってても ガツンといけよ
やっぱ痛い?
最初の1~2年な
昔 長身だった?
お前より高かった 長年の努力で―
ここまで縮んだ
いくぞ
合図しろ
発射
“足を上げろ”って…
言い忘れた
チェック
じゃ 発射
発射
発射
珍しいパターンだ
発射
いいぞ ミーゴ
ミーチー…
ちゃんと狙え
外れてる
おっと
ヘルメットは?
何だ?
来るな!
よせ 冗談じゃない
小さい足だな
スモールフット?
スモールフット ウソだろ!
本物だ!
ダメ 戻って
何なの これ
みんな!
これ見てよ
ねえ みんな
聞いて
ミーゴ ゴング外したね
それより集まって いい?
見たんだ
スモールフットを
何?
見て確かめてよ
行こう
パパ
落ちて来たんだ 空飛ぶピカピカが
こんな音で
僕を乗っけた
そっちだ
ウソ! そんな…
ここにあった
本当だ ピカピカから―
スモールフットが出た ポン!
大きい皮がスーッと
僕を見て 奇妙な美声で歌った
もう少し こう
近くにいるかも 捜そう
近くに?
村かも
俺の家かも
子供が危ない!
ミーゴが変だ
もう大丈夫
待って みんな
怖くない かわいいよ
皆の者 パパのお通り…
いや ストーンキーパーだ ごめん
僕ちんのバカ
おはよう みんな
どうしよ
ゴングのことか?
スモールフットを見たと
近くにいるって
空から来たとか
ゲイリー 落ち着いて
でも怖すぎ
ミーゴの ささいな話が 不安をあおったね
だが恐れるな 事実ではない
でも見ました
見てない
見ました
だが存在しないぞ
確かにストーンには “いない”と…
ハッキリ描いてある
でも僕の目の前にいたんです
スモールフットって証拠は?
まさに足が小さかった
パパ?
何か見たのは確かよ
それは否定しない
滑って頭を打って ヤクでも見たんだろう
でなければストーンが 誤っていることになる
お前は誤りだと言うのか?
いえ とんでもない
私から話します まだ子供で
ストーンキーパーに逆らう気か みんなの前で?
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